梅雨時に流してみたい曲あれこれ。
「梅雨ってのも情緒があって悪いモンじゃないなぁ・・・。」
なんて考えるようになってきた。
『降り続く雨音を聴きながら、のんびりと音楽を流して読書する。』
なんてのは、単純だけど至福の時間が味わえると思うのだ。
昨日は、
「静かに降り続く雨音を聴きながら流すには、どんな曲が良いだろうか・・・?」
なんて事を考えていたのだが、3曲ほど頭に浮かんできた。客観的に見ると、
「果たしてこれらの曲が梅雨にピッタリかどうかは、はなはだ疑問だぞ・・・。」
そう思うのだが、僕のイメージの中では梅雨時期に静かに聴いてみたいと思った曲達なのだ。今日はその辺の話をしてみたい。


僕がこの曲を初めて聴いたのは、彼女のベストアルバム「Anytime」からで、聴いた瞬間に、
「ああ・・こりゃエエ曲だわ・・。アレンジも好きだし、歌詞もイイな。」
そんな事を感じた事を覚えている。
「優しい雨」を聴くと、恋の始まりを感じて戸惑いながらも、内には激しい情熱を秘めた女性の姿が雨の風景の中に立ちあがって来る。この曲の詞を書いたのが小泉今日子本人だという事と、個人的に小泉今日子の容姿が好きな事もあって、歌詞に歌われた女性の姿と小泉今日子が僕の頭の中でダブって、年甲斐もなくドキドキしてしまうのだ。
実は昨年の梅雨時期に、既にこのブログでアルバム「Anytime」を紹介しているが、(←こちらです。)この時も、「優しい雨」を流して、ボンヤリと小泉今日子の妄想に浸っていたのを思い出す。1年経っても全然進歩が無い自分が情けないが、好きなモノはしょうがない。梅雨時の曲と言えば、オヤジはまずはコレなのだ。

多分、この曲は梅雨には全然関係ないだろうが、僕の中では幼い頃の梅雨の記憶として頭に残っている。
僕は幼稚園の頃、母方の伯母さんの家によく遊びに行っていた。この家には小さなステレオがあり、僕が遊びに行く度に、伯母さんがウルトラマンやウルトラセブンの主題歌のレコードを流してくれた記憶がある。
ある日、いつものようにウルトラマンのレコードを流してもらおうとした時に、フッと目に入ったのが西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」のシングルレコードだった。
何も考えずに伯母さんに、
「これかけて!」
と僕が言うと、
「この曲は、今日みたいな雨の日に、女の人が死んでしまう曲なのよ。」
なんて言われて、むちゃくちゃ怖かった記憶があるのだ。
それ以来、この曲と雨とが僕の中で結び付いて、知らず知らずの間に梅雨時の曲のイメージとして頭の中で固まってしまった。今でも、何かの懐メロ番組で「アカシアの雨がやむとき」が流れると、頭に浮かんでくるのは、雨の日に伯母の家でレコード片手にビビッている自分の姿なのだ。
実際に、
「けだるい西田佐知子の歌声を聴きながら、『情念』とか『挫折』なんて言葉が浮かんできそうな歌詞に身をゆだねる。」
なんて梅雨の楽しみ方も無きにしも非ずだが、
「歌詞が歌詞だけに、体調が良くないと耐えられないかな?」
などと思っている。
この曲は音源を持っていないので、とりあえずは、YouTubeで聴いてみた。
「で、感想は?」
と言われると、
「う~む、この前奏のトランペットが時代の象徴のように感じるな・・・。そして、この退廃的な声。これが魅力だよなぁ・・・。」
そんなふうに感じた。
余談だが、この歌を聴きながら、
「しかし、アカシアってどんな花だったっけ・・・?」
なんて実に基本的な事を知らない自分に気が付いて、すっかり馬鹿を露呈する事になってしまった。

考えてみるのに、小林麻美という人は不思議な人で、僕が若い頃はカリスマ的な人気があったように思う。当時お決まりの長い髪と太い眉毛、強い眼差しで一世を風靡したが、巷に溢れていたワンレン、ボディコンのネエチャン達とは異なり、上品なオーラを持ち合わせた、いわゆる『イイオンナ』だったと思うのだ。
僕は小林麻美がテレビのバラエティー番組などに出演しているのを見た事が無い。「雨音はショパンの調べ」は、僕が一番ブラブラしていた大学生の頃にちょうどヒットしていたのに、彼女がテレビで歌っている印象が全然無いのだ。その辺の事も、
「私、モデル上がりですから、アイドル歌手とは違います!」
みたいな『大人の女』のイメージが僕の中に定着する原因だったのかも知れない。
さて、「雨音はショパンの調べ」も音源が無いので
「とあえずYouTubeで・・・・。」
という事になったが、僕の中でこの曲に対するイメージだけが先行していたせいか、聴いてもあまり感動がなかった。言い過ぎかも知れないが、つまらない曲だと思ったのだ。
こんな事を言うと怒られるのを承知で言うが、元来、原曲がある洋楽ナンバーにいくらユーミンであろうとも後に詞をかぶせたカバーソングとなると、何となくチグハグで、心に響かないような気がしてならなかったのだ。
「イメージだけに留めておいた方が良かったかなぁ?いざ聴くと、退屈するぞ。」
と、ちょっと後悔する曲だった。
以上、本日は梅雨で頭に浮かんだ曲のお話をしました。
もうちょっと真面目に考えると、まだまだ出てきそうなのだが、オヤジの老いた脳味噌では今の所このぐらいしか頭に浮かんで来ない。
さて、皆様はどうでしょうか?
梅雨で浮かんでくる曲、ありますか?
小泉今日子 - 優しい雨
アカシアの雨がやむとき - 西田佐知子
雨音はショパンの調べ - 小林麻美
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こんばんは。
雨の歌といえば、八代亜紀の「雨」(そのまんま)、柳ジョージとレイニーウッドの
「雨に泣いてる」でしょうか。梅雨とは違うかもしれませんが…。
あと、「雨に歌えば」!←誰が歌ってるんでしたっけ…(ド忘れ)。
>石ころ様
結構ありますね。
個人的には「雨に泣いている」が好きかな?
懐かしい思いがします。
こんばんは。
あと、忌野清志郎の「雨上がりの夜空に」、さだまさしの「雨宿り」、チャゲ&飛鳥の「はじまりはいつも雨」なんかは今でもカラオケの定番ですね。
小泉今日子、いいですねえ!
それから、森高千里もいいなあ(^^)。
私は、雨と言うと、やっぱりRCとか、ビートルズ、CCRあたりですかねえ(^^)。
あと、ローリーの曲にも雨のやつがあったなあ(笑)。
あと、マイナーなんですけど、シェイディ・ドールズっていう和製ストーンズ的なバンドが昔いたんですけど、そのバンドも「雨上がりのラララ」みたいな歌を歌っていたのを思い出しました(^^;)。
>おうみライフ様
そうかそうか・・・、結構ありますねぇ~。
さだまさしの「雨宿り」って曲は知らないんですけど、あとは知ってますね。
RCの雨上がりはカラオケでよく歌いますね。
>波野井露楠様
んで、雨の曲って結構ありますよねぇ~。
まりさん所でも書いたんですけど、邦楽より洋楽の方が洒落てますね。
今度はその辺を頭に浮かべてみようかと思ってます。
それから、シェイディ・ドールズって知らないなぁ・・・・。