マーカス・ミラーの「M2~パワー・アンド・グレイス」を聴いてみた。

車中、大音響で聴いていたのがマーカス・ミラーの「M2~パワー・アンド・グレイス」というアルバムだ。本来こういうドライブの場合、もうちょっと西海岸的なアルバムを流すのが気分なのだが、出発前にはそんな事も考えずに、目に入ったこのアルバムをセレクトしたのだ。
よく思い出してみると、数年前に初めてこのアルバムを聴いた時、
「マーカス・ミラーってミュージシャンは、どんどん進化するよなぁ~、最終的には一体どうなってしまうのだろう?」
そんな事を感じた事を覚えている。それだけマーカスのベースプレイのみならず、楽曲そのものの面白さに瞠目したアルバムだったのだ。
そして今回も同じく、非常に高いアルバムの完成度を感じる事になったのだが、もう一つ、大きな音で聴いてみて初めて分かった事がある。それは、
『このアルバム、上品だ・・・。』
と言う事。
彼独特のベースプレイから感じる“息詰まるような緊張感”の裏には、何とも上品で美しい世界が流れている。力強いだけではなく、その裏側に流れるマーカスの美意識と余裕を感じる事が出来るのだ。正にアルバムタイトル通り、パワー・アンド・グレイスなのだ。
[M;Marcus Miller]
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個人的には、ここ数年のマーカスの作品の中で、一番バランスが取れた
優れたアルバムだと思っています。
来週は、さらなる進化を遂げているはずの彼のライブに行ってくる予定です。
仰せの通り、上品で渋いですよね。
>sou-un 様
これ、イイですよねぇ~。
僕もマーカスのアルバムでは1押しかもしれません。
ライブの報告、楽しみにしてますね~。
>ぷーちゃん様
記憶に全然無いけど・・・(笑)
我が家のどっかにダビングしたMDがあると思うので、今度聴いてみますね。