クィーンの「メイド・イン・ヘヴン」を聴いてみた。

「あ~あ・・これでクィーンも終りだよなぁ・・。」
そう感じていた。
しばらくして、『フレディーが生前に吹き込んだデモ・テープを編集して、残ったメンバーがアルバムを作る。』という話を聞いて、
「寄せ集めでハリボテ的なアルバムにならなければ良いが・・・。」
と、心配をしていたのだが、案の定「メイド・イン・ヘヴン」を初めて耳にした時、
「何ともアンバランスで、取って付けたようなアルバムじゃないか・・・。」
そう感じた事を思い出す。
それでも、クィーンが大好きなせいか、「メイド・イン・ヘヴン」はお蔵入りにならずに時々耳にするようになり、オヤジは徐々にこのアルバムの聴き方を変えていったのだ。
まず、
「『メイド・イン・ヘヴン』はクィーンのアルバムではなく、フレディーのソロアルバムなのだ!」
そう思う事にした。
また、アルバム全体としての完成度に注目するよりも、シングルコレクションのように一つ一つの楽曲を意識して、個々の曲からフレディー・マーキュリーのオーラを感じようとしたのだった。
そして、静かで落ち着いた曲が続くこのアルバムから最終的に僕が感じたのは、フレディー・マーキュリーの「死」という、当り前の事実だった気がするのだ。
これほどフレディーの死を感じるアルバムは他のクィーンのアルバムには無い。つまりその辺が、このアルバムを作った残りのメンバーの思惑であると共に、残されたメンバーのフレディーへの祈りを感じてしまうのだ。
聴くほどに奥が深い気がするのはオヤジだけだろうか?
[Music Queen]
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