ウィントン・マルサリスの「スターダスト」を聴いてみた。

先週ボンヤリと、
「そんなアルバムはないもんかねぇ・・?」
なんて考えていると、最近すっかり忘れていたミュージシャンを思い出した。ウィントン・マルサリスだ。
昔からウィントン・マルサリスの妙に落ち着いた隙のないプレイは、僕に秋っぽいモノを感じさせる。
「何が?何処が?」
と聴かれても困るが、
「ウィントン・マルサリスは存在自体が秋っぽい!」
昔からそう思っているのだ。(←実に意味の分からない思い込みですいません。でもそうなのです。)
思い出しついでに今回引っ張り出して聴いたのは、「スターダスト」というストリングスとの共演アルバムだ。
「秋っぽいモノを・・・。」
と思っているせいか、こういう中身がバラードばかりのアルバムを選んでしまったが、最終的には「秋」どころじゃなくなった。
「スターダスト」というアルバムは、
「秋を感じるぞ~、哀愁を感じるぞ~」
なんてレベルの中身ではなく、ウィントンの超高度なテクニックと斬新な曲の解釈が交錯する物凄いアルバムなのだ。
枯れたようなミュートプレイに圧倒されたかと思うと、静かなバラード曲でも思いっきりブロウするセンスを見せる。言い始めるとキリが無いが、「スターダスト」からは、ウィントンの曲に挑む厳しい姿勢をピリピリと感じてしまったのだ。凄い名盤だと思うのだが・・・。
[Music Wynton Marsalis]
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