マイク・マイニエリの「ワンダー・ラスト」を聴いてみた。

「ヴィブラフォンが演奏出来る奴が信じられない!」
なんて話をしたが、ヴィブラフォン繋がりで懐かしいミュージシャンが頭に浮かんだ。マイク・マイニエリである。
彼には「ラブ・プレイ」という名盤があるが、今回聴いたのは「ワンダー・ラスト」の方。25年以上も昔のカセットテープなのでメチャクチャ音が悪いが、大学生の頃の思い出が頭をよぎる懐かしいアルバムだった。
僕がマイク・マイニエリというミュージシャンを知ったのは、渡辺香津美のアルバム「トチカ」からで、まだ高校生の頃だった。時を同じくして深町純&ニューヨークオールスターズのライブアルバムを聴いて彼のプレイに感動し、
「マイク・マイニエリってのは凄いモンじゃ。ヴィブラフォンってのは凄いモンじゃ!」
なんて事を考えるようになったのを覚えている。
前回の記事で、
『オヤジは無条件にヴィブラフォンが演奏出来る人間を尊敬し、偉いと思ってしまう。』
などと書いたが、その始まりはマイク・マイニエリで、その後ゲイリー・バートンやミルト・ジャクソンを知るまでの数年間は、
「ヴィブラフォンと言えば、マイク・マイニエリでしょ!!」
だったのだ。
さて、この「ワンダー・ラスト」は1980年代初頭のフュージョン華やかなりし頃のアルバムで、収録曲がテレビのCMに使われていたせいか、アパートの部屋で寝転がってボンヤリとテレビを眺めている若い頃の自分の情景が頭に浮かんで来た。当時の匂いがプンプンする名盤だと思っている。
[Music Mike Mainieri]
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ライオネル・ハンプトン
私はこのアルバム、リアルタイムで体験しましたが、CDは輸入盤でゲットしました。カヴァー・アートが全く違ってますが。
「Love Play」に比べると、よりSteps Aheadに近い雰囲気で、好きです。
私のヴィブラフォン体験は、中三の頃に遡ります。
友人の家で聴かされたライオネル・ハンプトンの1947年録音の「スターダスト」に、完全にヤラれてしまいました。
私が生まれて初めて「ジャズは、スゴい!!」と思った瞬間でした。
土佐のオヤジ様
今年の東京JAZZに渡辺香津美と一緒に
「トチカ」のメンバーとして演奏してました!
恥ずかしながら、その時にヴィブラフォンという
楽器を知ることになりました。
「トチカ」は近々購入する予定です!
>Apollo様
リアルタイム体験ですか・・羨ましい。
僕は発売後2~3年経っていたと思います。
そういえば、大御所のライオネル・ハンプトンを忘れてました。久しぶりに聴いてみるかな・・?
>ぶらうん様
古いアルバムだけど、今聴いても全然古臭くない。
素晴らしいギターが聴けます。
買ってソンは無いですよ。