イエスの「トーマト」を聴いてない。

「要するに、俺達の時代のキャンディーズと同じよ・・。」
そんな事を書いたが、この時ふとピンクレディーの事が頭に浮かんだ。最近再結成されたとのニュースをテレビで見たので頭に浮かんだのだが、残念ながらオヤジはピンクレディーにはキャンディーズほどの思い入れはない。でも彼女達の漫画的な曲の数々は結構好きだったりする訳で、
「「UFO」なんて曲は絶対名曲だよなぁ~。昔の子供は真似して皆踊ってたぞ・・。」
そんな事が頭をかすめた時に、一枚のアルバムの事を思い出した。イエスの「トーマト」である。
ピンクレディーには全く関係ないのだが、確かこのアルバムにUFOの事を歌った曲があったのをぼんやりと思い出したのだ。
僕の頭の中では、イエスの「トーマト」が発売された時期とピンクレディーの「UFO」が街で流れていた時期が一致している。当時アルバム「トーマト」の中の「UFOの到来」なる曲名を目にして、
「ここでもUFOかい。流行に便乗しやがって!」
なんて一人怒っていたのを覚えているのだ。
まぁ、実際にはイエスがピンクレディーを意識する訳などなく、実に馬鹿馬鹿しい話なのだが、冷静に考えれば、この時の怒りの本当の原因は「トーマト」のアルバムの中身にあったのだ。
それはイエスのドラマティックな大曲に大きな憧れを持っていた高校生のオヤジが、ポップでシンプルな方向へ完全に舵をきり始めたイエスに失望した怒りだった。
オヤジは「トーマト」というアルバムに、『当時オヤジが美しきイエスに抱いていたイメージを、トマトがつぶれたジャケットそのままに、汚くブチ壊してしまった・・・。』そんな思いをずっと持ち続けてきたのだ。
今回、アルバムを聴いてないので断言出来ないが、オヤジの記憶の中では「トーマト」は絶対そんなアルバムだった気がするのだ。
[M;Yes]
- 関連記事
FC2タグ : イエス トーマト |
Category: Progressive | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |