竹内まりやの「インプレッションズ」を聴いてみた。

「竹内まりやの曲って、今みたいな緑あふれるシーズンに合ってるよなぁ~。」
なんて事を考えてしまった。
このところの高知市は、気温が25度前後で実に過ごし易く、ギラギラの夏の到来を前に、快適で爽やかな日々が続いているのだ。
オヤジは竹内まりやの曲の魅力は、ピンと背筋が伸びたようなスマートさと、新緑のような爽やかさにあると思っている。
たとえ失恋の曲を歌おうが、不倫をにおわせる曲を歌おうが、演歌のようなドロドロした情念を感じさせる事は絶対になく、どんな曲でも『いいとこのお嬢さんの恋愛歌』に聴こえてしまう。そんな調子だから、頭に浮かぶ風景は、東京郊外の新興住宅街だったり、都心であっても港区を中心とするエリアであり、決して高知のような地方都市や下町の商店街ではないのだ。
そして、このスマートさは嫌味になる事が絶対になく、爽やかで洒落た感覚として聴く者の心に届くので、たとえ新緑を眺めながら失恋の曲を聴いたとしても、違和感なく落ち着いた大人の歌に感じられるのだ。
「インプレッションズ」は竹内まりやが80年代から90年代前半に発表した曲のベストアルバムで、考えてみれば、この時期はバブル景気の始まりから終焉までの時期である。にも拘らず、このアルバムに収録された曲の数々は、金持ちのお嬢さんの浮世離れした世界の歌ではなく、今聴いても女性なら誰もが共感できるであろう内容の歌がほとんどだ。
80年代から90年代の風景が頭に浮かぶ上に、古臭さは感じない大人のアーティスト・・・竹内まりやって、稀少な存在だと思うのだ。
[Music 竹内まりや]




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共感できる~
竹内まりやは好きですよ。
このアルバムは持っていませんが、私の年代の主婦はみんな竹内まりやは大好き。
主婦は恋も不倫も出来たらしてみたいって願望捨てきれないから、聞くだけで満足できるって感じです。年下の男に恋する気持ちも、「う~ん、わかるよ。恋する気持ちっていいよね~。」と。
土佐のオヤジさんの奥様も聞きながらそんな思いにふけっていることでしょう。。
ホント彼女はいい歌作りますよね~♪
>pooh様
オヤジの感覚では、竹内まりやの曲は共感よりも、
「上手いこと作るよなぁ~」
なんて思いが強いですねぇ。
たしか持ってました
カラオケで歌うには かかせないアイテム(笑)「元気だして」「純愛ラプソディー」「駅」など 気持ち良く歌えますよ。
「不思議なピーチパイ」あたりも たま~に歌います。
私が歌っても おしゃれ感は出ないけど ポップで明るい曲は貴重なんですよ♪
英語が達者なとこも魅力ですね!
>まり様
思い入れが込め易いのと、歌いやすさが魅力かと・・。
いいですね。