エリック・クラプトンの「ピルグリム」を思い出した。

女房に、
「ねぇ、凄く綺麗なお月さまよ~。」
なんて言われて、
「はぁ?お月さんかよ・・?」
なんて言いながら、渋々ベランダへ出て眺めた月は、
「あらま・・・・。」
と息を飲むほど綺麗であった。
暫く月を眺めつつ、
「こんな時にどんな曲が流れたら、月が映えるかねぇ・・・・?」
なんて思ったが、何も浮かばない。浮かんできたのは曲じゃなくて、エリック・クラプトンのアルバム「ピルグリム」のジャケットだった。
「そのまんまじゃないか!どうして俺の頭はこうも発想が貧弱なんだろう・・?」
なんて落ち込みながら、ベランダから引き上げたのだが、
「クラプトンの『ピルグリム』で名月を眺めるのも悪くないかも知れない。」
と今日になって考え始めている。(←自分を何とか正当化したい思いが、見え見えだけど。)
「ピルグリム」はクラプトン自身の内面を歌詞にした曲が多く、彼独特のブルースを感じさせる曲や、華やかなギターのアドリブはない。しかし、打ち込みによる無機質なリズムに乗っかる生々しいボーカルに男の苦悩や歴史がびっしりと詰まっている事を怖いぐらいに感じさせるのだ。そして地味だが素晴らしいギターが随所で聴けて、聴き込むほどに味が出るアルバムだと思っている。
『不気味なくらい美しい月を見ながら男の内面をさらけ出したアルバムを聴く。』
悪くないと思うのだが。
[Music Eric Clapton]




- 関連記事
FC2タグ : エリック・クラプトン ピルグリム |
Category: Rock/Pops | Comment(8) | Trackback(0) | top↑ |
いい感じのジャケですねえ
このアルバムは持ってないけど 月があるだけで
ロマンティックなイメージです。
男の内面って わかんないけど 男はつらいよって感じでしょうね・・・・
おはようございます
横むきですが、ウサギもしっかりおもちをついています
クラプトンのコンサートに数年前に行きましたが
やっぱ すごいですね
さっそくの訪問ありがとうございました
また よろしくお願いします
>まり様
男はつらいのです(笑)
このアルバム、歌詞をよく読んでから聴くとイイかも。
オススメですわ。
>はちきんイジー様
そちらでもお月見するのかな??
そういえば、満月の夜は兎の餅搗き。
そう考えて月を眺めた事は無かったなぁ・・・。
でも、月とクラプトンてのも、すごくいいですね!
こんばんは。
ジャケットは確かエヴァンゲリオンの作者だったと思います。
クラプトンから指名があったと何かの雑誌で読んだ記憶があります。
>波野井露楠 様
中秋の名月に合う曲って色々ですね。面白い、面白い。
>ようへい様