サラ・ヴォーンの「枯葉」を聴いてみた。

毎回歩くコースは決まっていて、途中、神社を抜けて行くのだが、最近は銀杏の葉がたくさん落ちていて、この落葉を踏みしめながら歩くと、ガラにも無く
「おお~!秋だねぇ~」
なんて事を感じてしまうのだ。
音楽も一緒で、オヤジは毎年この時期になると決まってジャズの超スタンダード・ナンバー「枯葉」を聴いて秋を感じる。(←馬鹿みたいに単純だけど・・。)毎年、美味い水割り片手にビル・エヴァンスのピアノか、マイルスのトランペットと決まっているのだが、今年は、
「そうそう・・・コレも枯葉だわなぁ。滅多に聴かないけど・・・。」
なんて思いながら、サラ・ヴォーンの「枯葉」を流してみた。
この人の枯葉は、まぁ何と言うか、オヤジの好む所の哀愁漂う「枯葉」のイメージには程遠く、全編、驚異のスキャットで押しまくり、聴かせまくる。元来、
「女性のジャズボーカルたるもの、美人で、声がハスキーで甘くて、色気がある白人でなくてはならない!」
なんて勝手な事を考えているオヤジにとっては、鼻持ちならないボーカルなのだが、そのテクニックとノリの良さには無条件に脱帽してしまう。その上、彼女の歌を支えるジョー・パスのギターも驚異としか言い様がなく、こちらもオヤジを唖然とさせてしまうのだ。
とにかくこのアルバム、とてつもなく音楽的にレベルが高く、
「すげ~~~!すげ~~!」
の連続で、のんびり水割りなんぞ飲んでいられない1枚なのだ。
う~~む・・・疲れたぞ。
[Music Sarah Vaughan]




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