クイーンの「ザ・ゲーム」を聴いてみた。

「おお!お前ら頑張れよ!力一杯、全力で立ち向かえ!」
と静かにエールを送った事だった。
オヤジは私立大学志望だったのでセンター試験(←当時は共通一次試験と言っていた)は受けていないが、振り返って、
「自分はセンター試験の頃は一体何をしていただろう・・・?」
なんて考えてみたのだが、何も頭に浮かばなかった。でも、しょうもない事に、当時聴いていた何枚かのアルバムの事はキチンと覚えている。クイーンの「ザ・ゲーム」もそんな1枚で、あの頃はロック系のアルバムをほとんど聴いていなかったせいか、逆にこのアルバムの事を特によく覚えている。
「ザ・ゲーム」は、初めて聴いた時かなり不満を持った記憶がある。旧来からのクイーンの路線にどっぷり浸っていたオヤジとしては、アメリカでのヒット狙いの路線へ舵を切ったクイーンが許せなかったのだ。大ヒットした「愛という名の欲望(Crazy Little Thing Called Love) 」や「地獄へ道づれ(Another One Bites The Dust)」を聴いても、
「何でクイーンがロカビリーを歌うんじゃ!」
とか、
「単純なベースラインでアホなアメリカ人の気を引きやがって・・・。」
なんて事を考えていたのだ。
ところが、困った事にこの辺の曲は異常に頭の中に残る。知らぬ間に鼻歌を歌ったりしてしまう。理屈では否定しながら、体は気に入っている訳だ。妙な例えをすると、『別れようと何度も決意するのに、言い寄られると、ついよろめいてしまう不倫妻』みたいなモノだ。(←少々下品な表現な上に意味が分からんだろうけど。)
ま、そんな訳で、センター試験の事は何も思い出さなかったけれど、約30年ぶりに聴く「ザ・ゲーム」はとても懐かしかったです。はい。
Queen - 'Crazy Little Thing Called Love'
Queen - Another One Bites The Dust
[Music Queen]




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NO SUBJECT
'Crazy Little Thing Called Love'はベストアルバムあたりに入っていて なんか浮いている曲ですねえ。
良くも悪くも 頭で何回も流れる曲って確かにあります。
思い出したくないのに何か思い出す嫌な男っちゅうのもいてるのよ・・・自己嫌悪(>_<)
>まり様
俺も同じ、
「カッコ悪い曲やなぁ・・・。」
と思ってても、知らず知らず頭の中で流れてる。ハッと気が付いて一人恥ずかしくて・・・・。