ジェフ・ベックの「エモーション・アンド・コモーション」を聴いてみた。

「へ~~!俺こんな事考えてたんだ。今は全く違うぞ!」
なんて思ったり、
「うむ、この辺の感想は今でも同じだな!」
なんて思ったりと、なかなか面白かった。
ロック・ポップスのカテゴリーでは、最初にジェフ・ベックのアルバム「ブロウ・バイ・ブロウ」を記事にしている。2007年5月29日の事だ。(←こちらです)今とは文章の感じが全く違い、控えめで余計な事を書いていない。(←今は図々しい上に、アルバムに関係の無い話が多い。要するに年寄りになって話がくどくなったのだ。)年月の流れはこうも文章を変えるのだと妙に実感した次第だった。
さて、過去の「ブロウ・バイ・ブロウ」の記事を読みながら頭に浮かんだのはジェフ・ベックの最も新しいアルバム「エモーション・アンド・コモーション」だ。懐かしくも何ともない。ここ1年くらいの間、何回も聴いては、
「それにしても、上手いギターだわなぁ・・・。」
などと毎回ベタな感想を呟いている1枚なのだ。
「エモーション・アンド・コモーション」には「ブロウ・バイ・ブロウ」のように、とんがったスリルを感じさせる曲は無い。でも逆に大人の円熟味を感じさせる楽曲が溢れ、ギターという楽器の表現力の可能性を我々の想像力以上に聴かせてくれる。このアルバムを聴いて、
「ジェフ・ベックも歳とったわなぁ~。」
なんて言ってしまえばそれまでだが、そうじゃなくて、長い間磨いてきた音楽に対する鋭い感性と同じ時間積み上げてきた鍛錬が見事に花開いた職人の技を感じるアルバムだとオヤジは思っている。渋い名盤なのだ。
[Music Jeff Beck]




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Category: Rock/Pops | Comment(4) | Trackback(0) | top↑ |
土佐のオヤジ様
緩やかで落ち着いた曲が多いのですが、
タイトルどおり、ベックのエモーショナルなギターが
存分に堪能できる名盤だと思います。
ゲストの女性ヴォーカル陣も良い味出してます!
>ぶらうん佐藤様
このアルバム、ボーカルが凄く良いんですよね~。
ベックには珍しいというか、大人になったというか・・・。
いずれにしろ、私もこのアルバム大好きです。
ジェフ・ベック最高!
私もこのアルバムは大好きです。
というか彼のアルバムは初期のころのものを除いて多分ほぼ全部持ってます。
それぞれに全部いいですが、こんなに進化を遂げてるアルバムもないでしょう。
一体これからどうなってしまうんでしょうってくらいですね。
そうです。落ち着いた感じの曲が多いですね。
一昨年行ったLIVEも最高でしたよ。
そして60歳過ぎてるのにすご~いカッコイイお姿、しびれます~。
>pooh 様
おっしゃるとおり、このアルバムは、ベックの進化の極みかも知れません。
とにかく凄いギター。誰も真似出来ないと思います。