カーティス・フラーの「ブルースエット」を聴いてみた。

「じゃぁ、ロックアルバムの話をすればイイじゃないか!」
と怒られそうだが、今回はジャズ。それも随分と古いモダンジャズのアルバムを聴いたのでその話をしたい。名トロンボーン奏者、カーティス・フラーの「ブルースエット」だ。
実を言うと、このアルバムをCD棚から見つけた時に、凄く懐かしくて、
「よっしゃ!コレ今度車で出掛ける時にキチンと聴いてやろう!」
と鞄に忍ばせておいたのだ。
オヤジが「ブルースエット」を初めて聴いたのは今から20年以上も昔の事で、当時はモダンジャズを聴き始めてまだ日が浅く、はっきり言ってトロンボーン奏者のアルバムなんて、ほとんど気にしていない時期であった。その上、モダンジャズのトロンボーン界にはJ・Jジョンソンという非常に上手いプレイヤーが君臨しており、カーティス・フラーというのはどうも2番手、3番手的なイメージしか無かったので、「ブルースエット」が名盤の誉れ高いのを知りながらも、
「まぁ、どうでもいいけど・・・。」
そんな気持ちで手を出した事を覚えている。ところが1回聴いただけで妙に気に入ってしまった。とにかくカーティス・フラーとベニー・ゴルソンの中音の息吹と言おうか、何かよだれが垂れてきそうなほど近くてリアルな音の存在感が凄いのだ。今回聴いてもそれは全く同じ。1曲目の「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」が流れ始めると、ゾクゾクゾク~~と鳥肌が立つような快感があるのだ。改めて
「『ブルースエット』、名盤なり!」
そう思ったオヤジなのだ。
[Music Curtis Fuller]




- 関連記事
FC2タグ : カーティス・フラー ブルースエット |
Category: Jazz/Fusion | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |