桑田佳祐の「ミュージックマン」を聴いてみた。

「お~~し!俺の季節がやってきたぜ!」
などと密かに呟いて、一人ケケケッと笑うのである。(←ケケケッと声を発する訳ではないよ。気持ちが悪いから。あくまでも雰囲気ですよ、雰囲気。)
この時の気分は、
「長く苦しい冬をじっと耐えてきて良かった。さ~て、これから楽しむぞ!!」
そんな感じで、来るべき夏へ向けて季節が助走を始めるのが嬉しくてたまらないのだ。
さて話変わって、先日桑田佳祐のソロアルバム「ミュージックマン」を聴いた。最近のアルバムなので、懐かしいわけでも何でも無く、テレビで彼が久しぶりに全国ツアーを行うというニュースが流れていて、ふと思い出したのだ。
「ミュージックマン」は桑田佳祐の癌治療からの復帰第1作という事で、色々と注目されていたアルバムだが、いざ聴いてみると中身は結構難しい。個性的な曲が多いせいか、すぐには、
「いいねぇ~!」
てな事にはならないのだ。ただ、何度か聴き込めば絶対に、
「いいねぇ~!」
となるのが間違いない匂いがプンプンするアルバムであり、その辺は、
「さすが桑田佳祐だわ・・・。」
と感心した次第なのだ。そして、
「桑田佳祐も“手術そして闘病”という長い冬をじっと耐えてやっと春が訪れ、『俺の季節がやってきたぞ~!』とばかりに、個性あふれる曲の数々を花のように咲かせたのがこの「ミュージックマン」というアルバムなんだなぁ・・・。」
などと、彼の病と自分の花粉症を一緒にするのは、はなはだ恐れ多い事は分かっているが、ついつい勝手な解釈をしてしまうオヤジなのだ。この春は何度か「ミュージックマン」を聴いてみようと思っている。
[Music 桑田佳祐]




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