ビル・ウィザースの「グレイテスト・ヒッツ」を聴いてみた。

そもそもオヤジのビル・ウィザースへのとっかかりは、高校生の頃にクルセイダーズのアルバム「ラプソディー&ブルース」を聴いた事だった。名曲「ソウル・シャドウズ」を歌う彼の渋さに圧倒され、一人下宿の部屋で、
「大人の音楽とはこういう渋い曲の事を言うのだわなぁ・・・うむ、うむ。」
なんて納得していたことを思い出す。
しかしその後は、どうもタイミングが悪いというか、機会が無かったというか、ほとんど彼のアルバムを聴いていない。
大学生の頃に、街中や何処かの店で流れている曲が耳に入って、
「へ~~コレいい曲だなぁ・・。」
なんて思っていると友人が、
「ああ、これはビル・ウィザースが歌ってるんだよ。」
なんて教えてくれるような場面が何回かあったように記憶している。
・・・とまぁこんな風に、ビル・ウィザースはオヤジの中では、
『何となく知ってるようで知らないアーティスト。』
そんなイメージなのだ。
で、このベスト・アルバムである。聴いてみて意外だったのは、結構スッキリしてるって事。個人的にはもっとソウルフルで熱い曲の数々を期待していたのだが、もろ80年代初頭のAORを感じさせる楽曲が続く。『ソウル・ミュージックよりもポップさを感じさせるが、ブルージーな感覚はしっかりと存在してる・・・。』そんなイメージの曲の数々なのだ。そう考えると、ビル・ウィザースって当時はちょっと不思議なポジションで活躍したアーティストな訳で、その微妙なポシションゆえにオヤジは“何となくひっかかるアーティスト”だったのかもしれない。
いずれにしろ、ビル・ウィザースに関しては、
「もう少し勉強せねば・・・。」
そう考えている。
The Crusaders with Bill Withers - Soul Shadows
[Music Bill Withers]




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