マーカス・ミラーの「SUDDENLY」を聴いてみた。

と、聞かれると、僕は、20年以上も前から、
「マーカス・ミラーだね。」
と答える。
僕が初めてマーカス・ミラーのベースを聴いたのは、高校の頃で、渡辺香津美のアルバム「トチカ」だったと思う。当時は「スラップ奏法」なんて名称はまだなく、皆、「チョッパーベース」と呼んでいた頃だ。
その時から、ずっと気になる存在のベーシストで、大学生になってベースを弾き始めてからは、神様のように思っていた時期もある。
「何がそんなに好きかね?」
と聞かれても、困るのだが、一生懸命説明すると、そのリズム感、独特の音色は勿論なのだが、何と言っても、ベースプレイ全体を通して感じるものすごい緊張感が、実にカッコイイのだと思うのだ。
このアルバムの1曲目、「ラヴィン・ユー」の最初のリフの緊張感。これが、マーカス・ミラーの全てなんだと思ってしまう。
「たまには、耳を研ぎ澄ませて、必死にベースプレイを聴く。」
学生に戻った気がします。
[M;Marcus Miller]
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