ウィントン・ケリーの「イッツ・オール・ライト」を聴いてみた。

「秋だから・・・。」
だ。(←馬鹿だ。)
クソ暑い夏には缶ビール片手にイケイケのロックが似合うと思うのだが、ちょっと秋めいてくると、
「水割り片手にジャズを聴こう・・・。」
などと考えてしまうのだ。ただ面白いのは、
「じゃぁ、早速ビル・エヴァンスの枯葉を聴きましょうね!」
なんて事には絶対ならなくて、
「ビル・エヴァンスはもっと秋が深まるまで取っておいて、また残暑へ逆戻りする可能性もある訳だから、まぁこの辺でどうかねぇ?」
などと、ガラにもなく細かい事を考えながら手に取ったのが、ウィントン・ケリーのアルバム「イッツ・オール・ライト」だった。
このアルバム、見ての通りで、ジャケットのデザインが非常に軽い。(←アンディ・ウォーホルだけど・・)ぱっと見、ジャズのアルバムには見えない。アメリカのテレビアニメのサントラ盤のような印象がする。で、中身は?と言うと、コレがまたジャケット同様に軽い。でも、別に軽いからダメって話ではなくて、言い換えれば、誰でも手軽に楽しめるアルバムなのだ。
全編を通してウィントン・ケリーのピアノに乗っかったケニー・バレルのギターがいい味を出している。そして、オヤジの一番の注目がコンガだ。コンガというパーカッションを使う事で、より一層の軽やかさが楽曲から溢れ出るのだ。
元来、ウィントン・ケリーというミュージシャンは“名脇役”的な印象が強く、その上軽やかなピアノ・プレイが持ち味なので、「イッツ・オール・ライト」に関しては、『彼が演りたいことを普通にやった。』そんなイメージをオヤジは持っている。
秋のスタートに聴くジャズとしては、結構ピッタリなアルバムだと思うのだが、皆の衆いかがかな?
[Music Wynton Kelly]




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すっごく参考になります!
ありがとうございます(≧▽≦)
買いたい盤リストに追加しましたー(^^)
このジャケット、よく目にするのですが、近所のブックオフにあったのかなあ?
行ってみようーっと(^^)
> 波野井露楠様
癖がなくて、楽しいアルバムだと思いますよ。
オススメです。