ザ・バンドの「南十字星」を聴いてみた。

「なるほどねぇ・・・尤もだわ。」
そう感じる時は良いのだが、
「う~む・・・分からん。俺がアホなんだろうか?」
などと悩んでしまう事が時々ある。
ここ数年のオヤジの悩みは、ザ・バンドで、イマイチ彼らの良さが体に馴染まないと言うか、楽しみ方が分からないというか、まぁそんな感じなのだ。
以前、彼らの名盤「ラスト・ワルツ」の事を記事にした時も、
『間延びした演奏で、テクニックも中の下だし・・。』
みたいな事を書いている。(←コチラです。)でも、そんな事ばかり言っててもしょうがないので、ちょいと目先を変えて彼らの「南十字星」を聴いてみると、ホンの少しであるが、ザ・バンドの楽しみ方が掴めたような気がしたのだ。
今回、オヤジが「南十字星」を聴くのに気を付けた点はボリューム。イヤホンを付けて出来る限り大音量でこのアルバムを聴く事にした。すると、これまでに聴き逃していた演奏の細部がクリアに頭の中に入ってくる。よく聴くとギターの細かいバッキングやボーカルの合いの手に入れるフレーズが実に気持ちが良い。それもこれも、全ての曲のメロディーが分かり易く、そうかと言って子供騙しのフレーズとは異なり大人の哀愁がキチンと感じられる作品であるからだ。
勝手な話だが、こういうアルバムは高知県のような田舎に似合う。ちょっと郊外に出て田んぼや畑が広がる田園風景の中で流すのが良い。無論、本場アメリカの自然の中で聴くのが本流かも知れないが、アジアの湿った空気の中でも決して悪くないと思うのだ。
彼らのアルバムはあまり聴いた事が無いのでこういう解釈は筋違いかも知れないが、まぁご勘弁を願いたい。オヤジはこの辺をとっかかりにしてザ・バンドの攻略に挑みたいと考えているのだ。さて、どうなる事やら・・・。
[Music The Band]




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NO SUBJECT
ザ・バンドのアルバムの中で一番良く聴いてます。
それまでのザ・バンドのイメージは 老けてる、地味すぎるバンドというものでしたが これもロックなんだなあと認識したアルバムです。
ザ・バンドの良さは ある程度長年音楽を聴いたものしかわからないと思います。
土佐のオヤジさんなら ひかれていくこと間違いなしですよ♪
>まり様
これから折に触れて聴いてゆこうと思ってます。
「長年音楽を聴いてきた人が分かる」っていうのは、何となくわかります。
上手い事言うなぁ・・・・・。