ジェフ・ベックの「ワイアード」を聴いてみた。

「全ての音を聞き洩らさないように、全神経を集中してアルバムの世界に浸りたい(←逆に言うと、逃げ込みたい。)」
そんな気持ちになるという事だ。
ジェフ・ベックの「ワイアード」は、こういう時に、実に都合のいいアルバムだと思う。
昔から普通に聴いても疲れるのに、ギターを意識して聴き始めると、異常に集中して必死になってしまう。そして、最後にはいつも、
「絶対真似できない!」
と思ってしまうのだ。
「ジェフ・ベックの早弾きのテクニックが凄くて、真似できない。」
なんて、話じゃない。
「自分の感情、気持ちをギターの音とフレーズに反映させる能力において。」
という意味なのだ。
前から、書いているように、ジェフ・ベックのギターは、とても神経質だと思う。熱いアドリブを展開していても、細かい音の先まで、絶妙にコントロールしているような感じを受ける。
前作の「ブロウ・バイ・ブロウ」も同じ事を感じるが、「ワイアード」では、より一層そう感じる。
こんな、音の先の先まで、張りつめたようなギタープレイを必死で聴くのも、たまにはいいとオヤジは思います。
[Music Jeff Beck]
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