リー・リトナー プロデュースの「シックス・ストリング・セオリー」を聴いてみた。

「我ながらよく聴いたなぁ・・。」
なんて思う。ドライブ中に聴いたり、家で読書をしながら聴いたり、ヘッドフォンを付けて真面目に聴いたり、とまぁ色々あったが、そもそも今回の連休中にこれだけたくさんのアルバムが聴けた理由は、休み前に聴きたいCDを引っ張り出しておいたからだと思っている。合計6枚のアルバムを机の上に並べて、その中から気の向いた順に聴いてゆき、それに車の中で聴いた女房のアルバムや、何の気なしに棚から選んだアルバムを合わせて合計9枚となった訳だ。
「音楽的には充実した連休だわなぁ・・。」
なんて思うのだが、一つ気に入らない事があった。9枚中8枚までは、感動したり、懐かしかったり、改めて見直したり、新発見があったり、とまぁそれなりの手ごたえ・・・というか、聴きごたえがあったのだが、問題は画像のアルバム、「シックス・ストリング・セオリー」だ。
ちょっと説明すると、このアルバムはリー・リトナーのプロデュースで、総勢20名近いギタリストを迎え、様々な形のセッションを行った、『ギターの祭典』などと呼ばれるアルバムだ。参加ミュージシャンは、リトナーを筆頭に、ジョージ・ベンソン、B・B・キング、スティーブ・ルカサー、ニール・ショーン、ジョン・スコフィールド、マイク・スターン、布袋寅泰、等々、
「まぁ、よくぞこんなに集めたもんだわ・・・。」
そう思うくらいの豪華メンバーだ。
オヤジはこのアルバムを聴いた事が無かったので、今回の連休の目玉商材と位置付けて、楽しみにしていたのだが、いやはや参った。とにかくどの曲を聴いても各プレイヤーの個性が立ち上がってこないのだ。あまりにたくさんの個性が集まり過ぎて、お互いが遠慮し合い、結局は中途半端でどうでもいい作品になってしまった感があるのだ。まぁ20名全員で合奏している訳ではないので少々けなし過ぎかも知れないが、
『これだけのメンバーでここまでつまらないアルバムを作る事自体、凄い事なのかも知れない・・・』
そう思った次第だ。残念!!
[Music Lee Ritenour]




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