スタンリー・クラーク・バンドの「スタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング 上原ひろみ」を聴いてみた。

「んじゃぁ、何でそんな人のアルバム聴いてるのよ?」
なんて突っ込まれそうだが、オヤジがこの「スタンリー・クラーク・バンド feat. 上原ひろみ」というアルバムを聴いてみる気になった理由は2つ。1つ目は大好きな上原ひろみがゲストで参加している点。もう一つは、このアルバムが、2010年のグラミー賞で最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞を受賞したからだ。
「へぇ、グラミー賞ねぇ・・。そんでゲストが上原ひろみか・・ひょっとしたら凄くいいアルバムかも知れないぞ!」
・・とまぁ、そんな事がふと頭をよぎったのである。
「んで、聴いてみてどうだったの??」
って話になるのだが、正直言うとオヤジは何故コレがグラミー賞なのかよく分からないのだ。良くないって事じゃなくて、収録曲の数々は往年のフュージョンの父系を引き継ぐようで、実にオヤジ好み。その上「嫌い」とは言いながらもスタンリー・クラークの衰えを知らない壮絶なベースプレイを聴く事も出来る。でも、はっきり言うと、何となくキラッと光るようなモノが見えない。あまりにも普通過ぎるような気がするのだ。
「何を偉そうな!」
なんて怒られそうだが、こんな風にオヤジが感じたのは事実。そうなってくると、『もっとスタンリー・クラークと上原ひろみは正面から火花を散らすように絡んで欲しかった。』とか、『相変わらずだけど、ベースギターで曲の主旋律を弾く意味があるのか?』とか、『何でジャケットのアレンビックのベースにトレモロ・アームまで付けてるの?変じゃない?』などと、関係ない事まで気になって、イライラしてくる次第なのだ。
「まぁ、あと10回くらい聴けば良さが分かるようになるのかも知れない・・・いや、絶対そんなわけないなぁ・・・。」
なんて事を思う1枚でした。
[Music Stanley Clarke]




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