立川談志の「立川談志プレミアムベスト・第二集」を聴いてみた。

「ちょっと休憩して、たまにはこういうのもイイかなぁ~~?」
なんて思った落語のCDのお話をしたい。まぁ聞いてほしいのだ。
オヤジは毎朝7時30分に会社に向けて家を出るのだが、出発直前までNHKのBSプレミアムで再放送の『連続テレビ小説』を見ている。ここ数年の癖みたいなもので、内容に関係なく画面を眺めているのだが、現在見てるのは「ちりとてちん」というドラマで、5年程前に貫地谷しほり主演で放送されたモノだ。ドラマの内容が、落語家を目指す女の子の話のようで、影響されやすいオヤジは、
「久しぶりに落語でも聴いてみるかなぁ・・・。」
そんな事を考えたわけだ。
そもそもオヤジは若い頃から落語が好きで、東京で暮らしていた頃は、何度も寄席に出かけて行った。特に古典落語が好みで、古今亭志ん生の古いテープを聴いたり、息子の志ん朝の高座も何度か見た事がある。
まぁ、そんな経緯から今回聴いてみたのが画像のCD、「立川談志プレミアムベスト落語CD-BOX」の第2集である。収録されているお話は、「風呂敷」「笑い茸」「胡椒のくやみ」の3本だ。
立川談志という人物は落語以外の部分で何かと話題があって、本業の落語の事をつい忘れがちなのだが、昔オヤジはこの人の「二階ぞめき」という話を聴いて感動した事を覚えている。落語というものが立派な芸術だという事を最初に感じさせてくれたのが立川談志だったのだ。そんな事から、2年前に彼が亡くなった時に、
「この人の落語をキチンと聴いておかないといけないなぁ・・・。」
なんて事が頭をよぎったのだが、オヤジの悪い癖でそんな事はすぐに忘れてしまい、今になって真面目に聴く機会を得たわけだ。談志の芸にじっくりと耳を傾ける事約90分。
「上手いよなぁ・・・。」
なんて思うのは当然だが、その迫力とオーラは一流ミュージシャンの白熱したライブを聴いているような感じがした。結構感動してしまったので、さっそく談志の他のCDも聴こうと思っている。へへへへっ。
[M;ほか]




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