ワム!の「ラスト・クリスマス」を聴いてみた。

そもそもクリスマスに心ときめかなくなって20年以上も経過しているオヤジにとって、胸に響くクリスマス・ソングは80年代までで、90年代に入ってから巷に流れたクリスマス・ソングは、知っていても胸が締めつけられるような気持ちになった事は1度も無い。
そんな訳で、
「昔締めつけられた胸を、もう一度締めつけてもらおう!」
などと考えて、1984年にリリースされたワム!の「ラスト・クリスマス」を聴く事にした。丁度オヤジが大学3回生の頃で、言ってみれば、人生の中で最もクリスマスに期待すると同時に、気合が入っていた頃(←書いてて情けなくなる・・。)の曲である。恥ずかしいのだが、オヤジはこの曲が当時から大好きで、よく深夜の洋楽番組で流れていたビデオクリップを眺めた思い出がある。
今回久しぶりにYouTubeで見つけた動画に耳を傾けながら、
「そもそも何で俺ってこの曲が好きなんだろう?」
なんて事を考えてみたのだが、まずはこの曲、失恋ソングなのだ。英語が分からないオヤジにも感情だけは十分伝わる。山下達郎の「クリスマス・イヴ」にしてもそうだが、クリスマス・ソングは失恋がテーマじゃないと絶対に胸には響かない。『皆で楽しくパーティーだぜ!』的なノリの曲は、マイナー好みの日本人にはダメなのだ。また、メロディーが分かり易いという点も良い。実にシンプルで一回聴くと頭の中にこびりついて、すぐに鼻歌で歌えそうな気がする。そして最後は、曲全体に抑制が効いて、クリスマスの夜を思わせる静かな美しさが感じられる点も気に入っている。
まぁ、クリスマスに興味の無くなったオヤジだから、こんな変に冷静な分析をするのだろうが、実際はクリスマスに胸をときめかしたあの頃に戻りたいと思っている次第だ。いやはや・・・・。
Wham! - Last Christmas
[M;Wham!]




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