ドゥービー・ブラザーズの「ベスト・オブ・ザ・ドゥービー・ブラザーズ・ライブ」を聴いてみた。

　突然だけど、
「家事の中で何が一番好きか？」
　と聞かれると、これはもう料理で、大したモノは作れないが、レシピ本を見て新しい料理に挑戦するのは面白くてたまらない。
「じゃぁ、２番目は？」
　と聞かれると掃除だ。これは料理に比べると面白い訳では無くて、どちらかと言えばメンドクサイ部類に入るが、でも『成果が最も分かり易い！』という点が好きなのだ。
　で、その掃除だが、土曜日に春から高校に入学した三男坊の部屋を女房と掃除した。せっかく高校生になったのに、彼の部屋は中学の時の教科書やら参考書やらプリントやら漫画やらオモチャやらが散乱して、一言で言えば『カオス・・・』。本人は、
「掃除なんかしなくていいぞ～。」
　そう言っていたが、黙って見ていられない親バカ夫婦は、
「こんな部屋に住んでたら病気になるぞ！」
　そう言いつつ、せっせっと掃除に励んだのだ。
　そんな訳で、数時間後には三男の部屋は綺麗になったのだが、この掃除の間、ずっと流していたのがドゥービー・ブラザーズのアルバム「ベスト・オブ・ザ・ドゥービー・ブラザーズ・ライブ」だ。
　このブログでは時々掃除する時に音楽を流した話をするが、オヤジの場合メンドクサイ掃除をヤル気にさせるのに音楽は重要だ。オヤジは、掃除とは頭を働かせながらの運動だと思っているので、いつも掃除の時は、気持が高揚するロックやノリの良いフュージョンなんかを流している。
　で、今回の「ベスト・オブ・ザ・ドゥービー・ブラザーズ・ライブ」だけど、コレはもう掃除には実に最適。ベストアルバムだから知ってる曲が多く、その上ライブの楽しさがビンビン伝わってくる貴重な１枚だ。まぁ、有名曲のライブ・テイクを集めたアルバムだから、アルバム構成としては実に問題があると言わざるを得ないが、それを承知でもこのアルバムは良い。オヤジがドゥービー・ブラザーズに持っている砂漠の中を疾走してゆくようなイメージそのままに、掃除にまい進する事が出来るのだ。何というか、こういうアルバムは掃除に勢いがつくのだなぁ～。まぁ様々な御意見がありましょうが個人的には名盤だと思っている１枚なのだ。

　
[Music Doobie Brothers]