古今亭志ん朝の「落語名人会・古今亭志ん朝(1)・明烏・船徳」を聴いてみた。

マーカス・ミラーと言えば若い頃からのオヤジの憧れのアーティストである。このブログでも彼の色々なアルバムを紹介しては、
「エエぞ~~エエぞ~~!」
と言い続けてきたが、実際の人物は実に紳士。オヤジのブロークン・イングリッシュにも付き合ってくれて、それでいて、実にノリが良いナイス・ガイであった。今回の体験から、
「英会話を勉強せねば!」
なんて事をマジに考え始めたオヤジである。
さて、そんな大阪からの帰り、深夜に高知へ着くバスへ乗り込んだオヤジが道中ずっと聴き続けていたのが古今亭志ん朝の落語「明烏」と「船徳」である。正式なアルバム名称は「落語名人会・古今亭志ん朝(1)・明烏・船徳」だ。
「マーカス・ミラーから突然落語かよ?」
って言われそうだが、久しぶりに外人と話したりすると、その反動なのか
「古典落語なんぞを聴いて均衡を保ちたい・・・」
そんな事を思うのだ。いやはや、実に日本人である。
んで、ちょっと中身を説明すると、「明烏」は堅物の若旦那を吉原へ連れて行き、男にするまでのドタバタ話。「船徳」はこれもまた世間知らずの若旦那が船頭になりたいと言い出して、客を乗せて船を漕ぐドタバタ話である。どちらもライブ録音で、大笑いする観客の反応が気持ちの良い1枚である。
オヤジは志ん朝の落語が昔から好きでよく聴くのだが、中でも「明烏」はお気に入りで、面白いのは勿論なのだが、話の合間から江戸の文化の匂いや、江戸の町に生きる人々が魅力的に立ち上がって来るのだ。まぁその辺が志ん朝の名人芸たる所以なのだと思うのだが・・・。そんな訳で久しぶりにじっくりと古典落語の世界を堪能した次第でありました。
・・・あっ、今回は音楽の話じゃなかったな。失礼、失礼。
[M;古今亭志ん朝]




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