アール・クルーの「ベスト・オブ・アール・クルー」を聴いてみた。

「げげ!」
って思ったアーティストがいた。アール・クルーだ。
まぁ、正直言えば参加しているアーティストのほとんどが超有名人なので、誰を見ても基本的には
「げげ!」
なのだが、アール・クルーに対しての『げげ!』は、超大物って事以上に、オヤジが彼に対して持っていたイメージが演奏風景を目にした事で崩壊した『げげ!』だったのだ。
オヤジは20代の頃からアール・クルーのアルバムを折に触れて聴いてきた。そんな経緯から、勝手にアール・クルーというミュージシャンに、彼の楽曲そのままに明るくてノリの良い人物のイメージを持っていた。ところがステージ上でリハを行う彼は実に地味。服装が地味で態度が物静かなせいで、全く目立たないのだ。ただ、逆に演奏の方は目立っていて、どんどん気持のよいフレーズを連発する。
「出てくる音とミュージシャンの雰囲気がこれだけかけ離れた人も珍しいぞ・・・。」
なんて事を思った次第だ。
で、そんな彼を思い出しながら先週聴いたのがベストアルバムの「ベスト・オブ・アール・クルー」だ。このアルバム、80年代終りから90年代終りまでの曲を集めたベストなので、オヤジが好きな70年代終りから80年代初頭の曲が聴けないのが個人的には残念だが、それでもアール・クルー独特の美しいメロディーは十分に堪能できる。そして彼の物凄いギターテクニックに圧倒されてしまう。
「一体どうやって弾いてるのだろう?」
なんて事を思うが、実際の演奏風景を思い出しても、ソッポ向いてる間に指だけは高速で動いて凄いフレーズを叩きだすので、あっけにとられて
「お前、本当に弾いてるのか?」
なんて事を思ってしまうのだ。
「まぁ、それがプロフェッショナルよ。」
なんて言われればその通りなのだが、
『思い出せば出す程、謎が深まるオカルト・ミュージシャン・・・』
今の所、オヤジの中でのアール・クルーはこんな感じである。
[Music Earl Klugh]





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NO SUBJECT
>ヌコヲヤヂ様
あの頃は今みたいに情報が氾濫してなかったので、音だけ聴いたのでは信じられないミュージシャンがいっぱいいました。
ES-335ってギターはジャズ系でもロック系でも何でも使えるマルチギター的なイメージがありますね。
今晩は、初めまして。
>ウルトラマン様
コメント有難う御座います。
まぁ、聴きに行ったって言っても、リハーサルの風景を眺めただけなので、あんまり偉そうな事は言えないですけどねぇ・・・(笑)
それにしても30枚のCDとは凄い、ずっとファンなんですね。
私も昔クラシックギターを弾いてたので彼の音楽は大好きです。