TOTOの「TOTO Ⅳ~聖なる剣」を聴いてみた。

逆に家族がウロウロしている中で聴くアルバムは、初めてのモノや、30才を過ぎてから耳にしたモノが多い。特別意識してそうしているわけではないが、理由を考えてみるに、高校・大学の頃に聴いたアルバムは、頭に浮かんでくる思い出が濃過ぎて、懐かしくもあり、恥ずかしくもあり、涙が出そうになる事もあり・・・とまぁ、そんな感傷に浸る姿を家族に見られたくない思いが無意識に働くのだろう。
さて、何でこんな事を考えたかと言うと、土曜日の昼、たまたま家で一人の時間があり、TOTOの名盤「TOTO Ⅳ~聖なる剣」を聴いていると、まぁ次から次へと古い思い出が頭に浮かび、『ボンヤリしてはハッと我に返る』を繰り返し、もし女房でも家に居ようものなら、
「あんた、どっか具合でも悪いの?」
なんて言われてもおかしくない状態だったのだ。
オヤジが「TOTO Ⅳ~聖なる剣」を初めて聴いたのは大学に入学した年の春で、入部したばかりの音楽系サークルにはTOTOの音を真似たロックバンドがいくつもあったように記憶している。
当時ロックをやっていた人間からするとTOTOは、そのスマートで洗練された音から『何か新しい息吹を感じるバンド』であり、それが時代と上手く合わさり、とてつもなく洒落たロックに聴こえたのだろう。その辺の感覚は、当時ロックをほとんど聴かなかったオヤジでもよく分かった事を覚えている。
中でもこの「TOTO Ⅳ~聖なる剣」は彼等の代表作。『商業ロック』なんて批判する人もいたけど、オヤジがサークル内のロック好きのメンバーと会話をする時の懸け橋となった思い出のアルバムだ。
今回久しぶりに聴いても、ギターを抱えた友人の笑顔や部室の風景、コンパの馬鹿騒ぎやコンサート、とにかく次々と思い出が浮かんで来る。あれから30年以上も時が経過しているが、音と共に蘇る記憶は鮮明で胸に迫る。
「こういうアルバムってホント貴重だよなぁ・・・。」
そう思うオヤジである。
[Music TOTO]




- 関連記事
FC2タグ : TOTO 聖なる剣 |
Category: Rock/Pops | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |
ハイドラ
>ヌコヲヤヂ様
ロザーナはそれほどじゃないけど、アフリカは大好きな曲です。
個人的な感覚ですが、「スタジオ・ミュージシャンが作った曲」って感じがしてます。