再びエリック・ゲイルの「ブルー・ホライゾン」を聴いてみた。

「このままだと俺は倒れるぞ!」
なんて家で叫び、家族の顰蹙を買っている。
そんな訳で、いつものペースを取り戻すには、まだ暫く時間がかかりそうで、当然ノンビリ本を読んだり、音楽を聴く時間が無い。
唯一音楽が聴けるのは会社の昼休み。昼食後にデスクで1曲か2曲聴いてくつろぐのが最近のオヤジの唯一の楽しみとなっている。
「随分と暗い日々だな!おい!」
なんて突っ込まれそうだが、基本的には楽天家なので、
「まぁ人生にはこういう時期もあるのさ!」
なんて他人事のように受け流している。(←要するにそんなに大袈裟な話でもないって事だ。)
で、毎度の事ながら前置きが長くて申し訳ないが、こんな中で現実逃避的に聴いているのがエリック・ゲイルの「ブルー・ホライゾン」だ。
このアルバムを流すと、昔からオヤジはカリブ海のビーチでビールを飲みながら、ラテン系のオネエチャンと一緒に日光浴をしている気分になる。あの、強面のエリック・ゲイルからは想像もつかないような明るさを感じる曲が続き、BGMとして聴き流すも良し、一人のギタリストのプレイを楽しむのにも良しなのだ。
考えてみると、エリック・ゲイルってギタリストは不思議な人で、オヤジが彼を知ったのは、あの超有名バンド「スタッフ」での演奏を高校生の頃に聴いたのが初めてだ。以来、彼の活躍の場は、ずっとフュージョンと呼ばれる音楽が中心だった。しかし、彼の奏でるアドリブはジャズというよりもR&Bに近く、フレーズだけ聴けば“泥臭さ”がビンビンと伝わってくる。ところが、この“泥臭さ”が洒落たフュージョン系の音楽に妙にマッチするから不思議なのだ。
あんまり深く考えた事が無かったけれど、『洗練された原曲のイメージを損なう事無く、自らのカラーを強烈にアピールする。これぞ一流』ってところだろうか?エリック・ゲイル・・・亡くなってもう20年も経つ。
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Eric Gale - Blue Holizon Live 1982 at Montreux Jazz Festival
[Music Eric Gale]



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Category: Jazz/Fusion | Comment(6) | Trackback(0) | top↑ |
NO SUBJECT
>ヌコヲヤヂ様
個性的で、渋くて・・・。
当時のスタッフのメンバーはリチャード・ティーも亡くなってますね。
そう言えば、スティーブ・ガッドは元気なのだろうか?
NO SUBJECT
>ヌコヲヤヂ様
しかし、僕の若い頃は、クラプトンとガッドの組合せなんて考えられませんでしたわ。
世の中、変わるものです。
NO SUBJECT
僕はコーネル・デュプリーのソロやガット・ギャング、リチャード・ティーのソロは持ってますが、エリック・ゲイルのソロ作品は持ってません。記事を読んで聴きたくなりました♪ゴードン・エドワーズ、クリストファー・パーカーの二人はソロ作品出してるのかなぁ?スタッフまで聴きたくなってきました(笑)
>ぶらうん佐藤様
でも、このアルバムはオススメ。
ゲイル節が楽しめるし、曲も良いですよ。